【クレオス】ラスキウスデコ全色のレビュー【マシュマロ・ミルクティ・ピーチ】

今回は…

『ラスキウスデコ』を使ってみたのでレビューしていきます！

最初に良かったところと微妙だったところを挙げておきます。

ラスキウスデコのレビュー

定価は各1,650円（税込）

マシュマロ、ミルクティ、ピーチの三種類があり、それぞれが美プラやフィギュアの肌色に適した作りとなっています。

チークやシャドウ、ハイライトなどを付属のブラシで乗せて使うだけなので、気楽に利用できるのが特徴。

表面をつや消しコートしておくと乗せやすいとのこと。さらに仕上げにコートしておくと、乗せたシャドウやチークなどが落ちにくくなります。

マシュマロ

マシュマロは色白肌に向いているとのこと。

チークをしたほうがほんのり赤くなっています。実物は写真よりも赤みが濃く見えますね。

ちなみにつや消しコートはしてません。

胸の谷間にシャドウとハイライトを、お腹にシャドウを乗せました。こちらもつや消しコートはしてません。

谷間のシャドウはシェイドカラー1を乗せてからハイライトを。

お腹はシェイドカラー2をメインに全体を塗り、中央の部分に少しだけシェイドカラー1を乗せた感じ。

上から見ると胸が少し光っているのが分かりますかね。これ実際に見るともっとギラギラしてるんですよ（苦笑）

ハイライト（パール）ってなってますけど、パールの輝きにしては粒が大きい感じがします。

参考までにお腹に何も乗せてない写真も載せておきます。

谷間だけシェイドカラーを乗せるだけでも印象は結構変わって面白い。

ミルクティ

ミルクティは褐色肌に向いたカラーとのこと。30MSのルルチェで試していきます。

↑頬にチークを塗る前です。お腹には既にシェイドカラーを乗せちゃってますが。

お腹については後述で…。ルルチェもつや消しコートはしてません。

↑チークを乗せた状態。

ルルチェの場合、最初からほんのりとチークが表現されていたので、より赤みが際立った結果となりました。

お腹はシェイドカラー1と2を乗せ、最後にハイライトを乗せました。

陰影がついたと同時に謎に輝いてますなw

分かりにくいんですが太ももにもシェイドカラーを乗せました。

シェイドカラー2のみで表現しています。ちょっとの色味の変化ですが、成型色では味わえない質感で良き。

追記。ミルクティを使ってルルチェを完成させました！

↑成型色につや消し吹いてから、ラスキウスデコのミルクティを使用してこうなりました。

個人的にはかなり気に入ってます。気になる方は以下の記事をご覧ください。

ピーチ

ピーチはベージュ系の肌色に適しているとのこと。

この「ベージュ系」というのがイマイチよく分からなかったんですが、以前仕上げたアヤメさんが色白と褐色の中間ぐらいだったので実験してみました。

…分かります？

頬にチークを乗せ、顔の外周をシェイドカラーで。

太ももは内側をシェイドカラーで陰影をつけ、ハイライトをさらに乗せました。えぇ、乗せたんですよ。

このアヤメさんはつや消しコートしてあるんで、本来なら色を乗せやすいはずなのですが、これはいったいw

頬のチークは僕が赤すぎるのを嫌って控えめにしたんですけど、それ以外は結構な量乗せたつもりなんですけどね…。

太もものハイライトは実物は結構光っているのですが写真だと…うーん。

これらの作業は配信でもやって動画化してるので、気になる方はご覧ください。

ラスキウスデコと一緒に購入したほうがいい物

もし美プラの表面に乗せたラスキウスデコを定着させたいなら、つや消しトップコートを合わせて買っておくことをオススメします。

使い方としては

• ラスキウスデコを乗せる前に吹く
• 乗せた後に吹く

こんな感じで2度コートしておきます。

1度目のコートはラスキウスデコのペーストの乗りを良くするため。

2度目のコートは乗せたペーストを落ちにくくするためです。

ラスキウスデコの落とし方

もしラスキウスデコを乗せすぎたりやり直したい場合は、ティッシュで拭き取ってみてください。僕はこのやり方で落とせました。

つや消しを吹いていないなら乾いたティッシュでもいけますが、濡れたティッシュだとさらに落としやすいです。

つや消しを吹いた表面も、濡れティッシュで拭けばいけました。

ただ乗せてから時間が経過してたら分かりません。僕は失敗後すぐに落としたので。

載せてある動画でもティッシュで落としてる場面はあるので参考にどうぞ！

『ラスキウスデコの』の評価

微妙なところ

値段が高い

僕はチークなどはタミヤウェザリングマスターGとHを使っています。公式サイトによると、定価は770円（税込）とのこと。

それに対しラスキウス・デコの定価は各1,650円です。高ぇ…。

ラスキウスデコのほうが1色多く入っていますし、ウェザリングマスターGとHにはないハイライトが存在します。

とはいえちょっとなぁ…と。

ピーチがイマイチ…

ピーチの発色がちょっと微妙だったのもありますが、ピーチそのものの立ち位置が分かりにくいです。

クレオス公式サイトにはベージュ系の肌の色合いに向いているとあり、見本として創彩少女庭園のまどか（水着）を挙げています。

僕は水着まどかは普通に色白枠だと思ってました（苦笑）

まぁ上手く使えばより効果は得られるのかもしれませんが、マシュマロとミルクティのような分かりやすさが無かったのがマイナスでした。

ハイライトはパールというよりラメだった

ハイライトにはパール的な効果があるとのことだったんですが、ややラメ寄りな気がしました。パールにしては粒子が少し大きい気が…。

個人的には輝きが目立って面白かったからマイナスではないんですけど、パール効果目当てだと微妙かと。

良かったところ

チークとハイライトは全色共通で発色しやすい

チークは全色共通で使いやすかったです。

塗り重ねていくと色濃くなっていくので、加減次第で自分好みの肌色の変化が楽しめました。

ハイライトの輝きが面白い

微妙なポイントで挙げちゃいましたが、僕としてはハイライトの輝き方は面白かったです。

肌面積の大きい美プラや褐色肌との相性が良さそう。

褐色肌に向いた色（ミルクティ）を示してくれている

個人的な話なんですが、褐色肌にはどういう感じのチークやシャドウを入れればいいのか分からなかったんですよ僕。

でもラスキウスデコのミルクティのおかげで迷うことはなくなりました。

まぁピーチは正直言って微妙ですけど、「色白ならマシュマロ」「褐色ならミルクティ」って使い分けなら有り。

ラスキウスデコはこういう人に向いてる

以上の3つの条件、特にハイライトを使ってみたいという人にはラスキウスデコは向いています。

パールやシェイドカラーはエアブラシでラスキウス（塗料のほう）を使えば再現可能です。

ウェザリングマスターGとHがあるならチークはできます。

個人的には上の3つの条件全てに当てはまらないなら、ウェザリングマスターGとHでいいかなと思いますね（ウェザリングマスターのほうが安いから）

ラスキウスデコは、とにかくハイライトを使いたいかどうかが購入の決め手かと。

『ラスキウスデコ』のレビュー｜まとめ

この記事ではクレオスから発売されたラスキウスデコについてレビューしてきました。

正直に言うとタミヤウェザリングマスターGとHを持っている僕にはいらなかった気がします。

でもどうしてもハイライトを試したかったんですよねぇ。実際ハイライトは面白かったです。

お腹を輝かせるの楽しかったw

ただハイライトのためだけに買うには値段が高いんですよね…。

とはいえ褐色や色白に向いたカラーを用意してくれているのは分かりやすくて助かります。